
人類の作りだした最悪の物質であるといわれるダイオキシン。
ベトナム戦争でアメリカ軍が使用した枯葉剤は、
人間にガンが生殖不全、催奇形性など異常をひきおこしています。
この枯葉剤に含まれていたのがダイオキシンなのです。
いかに人体に有害かがわかるでしょう。
ダイオキシンは水に溶けにくい性質をしており、
すでに自然界に排出されたものを取り除くことは非常に困難です。
自然界に排出されたダイオキシンは、
土壌や水を汚染し、動植物に取り込まれ、食物連鎖を通して、
人間もダイオキシンを取り込むことになります。
ダイオキシンは脂肪に溶けやすい性質をしているため、
肉類や魚類を摂取する際に主に取り込まれると考えられています。
※この図はイメージです
ダイオキシンは除草剤など農薬のかたちで
自然界に人為的に撒き散らされたものと、
もう一つの発生源として、ゴミの焼却からも発生します。
日本は廃棄物処理に対して、焼却万能主義をとっていました。
そのため日本にはゴミ焼却施設が多く、
世界の焼却施設の70%が日本に集中しているといいます。
日本でも数年前に問題になりましたが、
プラスチックやビニールに含まれる塩化化合物が
不完全燃焼を起こした際にダイオキシンが発生します。
日本では90年代から法律による廃棄物処理の規制がはじまりました。
大気汚染防止法、廃棄物処理法、
ダイオキシン類対策特別処置法などにより、環境基準が厳しくなり、
現在では97年比で80%ほどダイオキシンの発生は削減されています。
しかしこれからも徹底したゴミと資源の分別など、
ゴミを減らす努力と循環型社会への移行が求められます。
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